「聴く」ということ
「人の話を聴くというのは、簡単なことではない」
私の師匠である宗像恒次先生が、そう話しておられました。
「どんなにプロフェッショナルな人でも、聴けていない時があるよ」と言われ、
本当にそうだなと思ったことを覚えています。
私自身、「聴く」ということを長く学び、訓練してきました。
それでも、いまだに聴けていないことがたくさんあります。
ドラッカーは、聴くことは、覚悟だと言っています。
時間に追われていると、自分の都合で話を進めてしまったり、
相手の話を聴くよりも、自分ばかりが話してしまったりします。
つい我が出てしまう。
ここに自分の心の課題が出る。
一方で、「今日は聴く」と決め、十分な時間があれば、聴くことに専念できます。
けれども、ただ黙って話を聞けばよいわけではありません。
「聴く」ことにも、方法や技術があります。
聴く力を身につけた人が聴く場合と、そうでない場合とでは、話し終えた時に生まれる気づきや、心の整理のされ方が違います。
人に話を聴いてもらうことで、自分でも気づかなかった思いや、本当はどうしたかったのかが見えてくることがあります。
「聴く」とは、答えを教えることではなく、アドバイスすることではなく。
その人が自分自身の答えに出会うためのお手伝いです。
そんな「聴くこと」を実際に体験する、
小さな体験会を開いてもよいのかなと思ったり・・。
興味のある方はおられるだろうか。