2023年1月4日水曜日

デイリーほっと通信

1月2日(月)

フィロソフィーマラソンをやっている。その中で、素晴らしいシェアーをいただいたので、皆様にシェアーします。
以下「仲間の為に仕事をする」の事例を視聴すると、塾長が「タダほど尊いものは無い」を実践されているのだと感じる。
お金をたくさん積んでも買う事が出来ないものこそ、実際にはタダで与えられている。空気、水、太陽の光、豊かな自然、自分の命、人間が生きて行くのに必要なものはタダで宇宙・自然から与えられている。でも今日、私たち人間がさんざん金儲けの為に自然を破壊し、空気も水も太陽光線も汚してしまったので、お金を払わないと新鮮で健康的なそれらを得る事が出来なくなってしまった。そして失ってみて初めて、タダで与えられていたそれらのものが、実はとても有り難い大切なものだったと気付いている。
韓国にこんな話しが有る。ウンソビと言う男の子が、テレビゲームが欲しくてオモニ(お母さん)に買ってくれと頼んだが、相手にしてくれない。いろいろと考える中で、牛乳屋さんや新聞屋さんが計算書を渡したら、オモニがお金を払っていた事を思い出した。「そうだ、ボクも計算書を作ろう」。そして弟の世話をした事、新聞を持って来た事、お手伝いをした事などを書いて計算書を作り上げ、オモニの鏡台のところに置いておいた。学校から帰ったらお金をもらえるぞ、と楽しみに帰宅したウンソビは、オモニからの手紙を見つけた。そこには、オモニからの計算書が入っていた。
計算書 ウンソビへ
・洗濯をした事 無料
・ご飯を作った事 無料
・病気の時に看病した事 無料
・幼稚園や学校に連れて行った事 無料
・愛した事 無料
合計 無し
ウンソビは、オモニの愛の業が全て無料、タダだった事に気付いた・・・。
お金を払ったら、あるいは誰かが母親がする様な家事を引き受けてくれるだろう。母親より料理が上手で洗濯も丁寧かもしれない。でも母親の業は自発的な愛の業、タダ(無償)の業で、そこに尊さが存在する。物やお金でしか感謝の気持ちを表す事が出来ない、また感じる事が出来ないと言うのは、何か大切な事が抜けている様な気がする。
私が日々の仕事をする中で一番好きな瞬間は、売上が上がった時や自分に報酬が入った時では無く、日本へ製品代金を支払った時。それは、これで工場で働く人たちの給与の足しになると思うと、言葉では表現し難い幸福感、満足感が得られ、これからも頑張ろう、と言う気になれるから。
でも「タダほど尊いものは無い」を適用するのは、自分が他人の為に何かをした時のみ。逆方向に使用してはいけない、と言う事を最後に付け加えておきます。

 

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